家づくりの真実

住宅は、時として政策の目玉で使われ
最近も補助金制度が見受けられます。

昨年度の不況対策で家電のエコポイントが、ことのほか効果を揚げた事もあり
住宅版エコポイントや<長期優良住宅>補助金政策が施行されました。

<長期優良住宅>その名を聞けば誰しもが
より良い建物がそれなのだ!と思えますが
その実態は、世界的趨勢からは10年以上も遅れた建物を意味しています。

最近、某ハウスメーカーが、外国人を使って
「ドイツでもこんな家が欲しい」とか
「米国では資産価値が有る家だ」などと
詐欺まがいのコマーシャルを打っています。

ドイツでは、2011年より<エネルギーパス住宅>(パッシブハウス)の法律が施行され
ある一定の性能基準を満たさない建物は、建築すら出来ないようになります。

その基準は現在の日本のハウスメーカーの
唯の一社も満たしていません

その基準とは、断熱性能であり
年間消費エネルギーを極力0に近づけたものです。

この流れは、EU全土に2014年を目途に進められています。

米国でも例外ではありません。

皆さんは、マスコミなどの影響で
「米国はエネルギーを大量消費してさぞかし家も浪費型で造っているのでは?」
と想像していませんか?

メディアに現れる米国の姿は、けして全てではありません。

むしろ、環境対策や省エネ政策は、1990年以降急激に進んでいます。

わたしたちが、まだペアガラスに無関心だったころ
(20年前)からすでに新築住宅のガラスを
ペアガラスにすることが当たり前でした。

州政府に依っては、Low-Eペアかトリプル(3重)ガラスで
なければ建築許可が下りないところもあります。

建物を構成するあらゆる部材の性能を表示しなければなりません。

そして、一定の基準を満たさない
(断熱性能)部材は使用することが禁止です。

その基準とは、日本の次世代省エネ基準(長期優良住宅基準)を
はるかに上回っているため、日本の現在の部材では
どれも合格することができない
のです。

1980年代、日本のあらゆる製品は世界の先端を進んでいました。

しかし、その当時でさえ
住宅だけは20年以上も遅れていた
と言えます。

そして、日本がようやく世界の2000年仕様に追いついてきたと思ったら
欧米では化石燃料問題、低炭素社会の実現に向けてさらなる進化を遂げつつあります。

それは単なるオール電化や、太陽光発電などといった小手先の省エネではありません。

サスティナブル(循環型)社会の実現、真の省エネとは何か?を問い
次世代へつなげるための家づくりを目指すものです。

ただ100年持つだけでなく、快適でエコノミーな生活が約束された<家>。

定住型の日本人には、ご自分の家の資産価値をあまり気にする人はいませんが
しかし、価値が無くなってしまうより、上がる方が良いでしょう。

家の価値は、<耐久性能>、<住み心地>、<環境>、<デザイン>、で決まります。

そのうちの<環境>は先祖からの土地だったり、高価だったりしてどうにもなりませんが
その他の3要素は、どなたにも実現可能です。

耐久性能>とは、耐震性能防蟻性能耐腐食性能耐腐朽性能(透湿性能)、経年変化劣化抵抗性能など。

住み心地>は、遮熱断熱性能生活動線設計フレキシビリティー(融通性)、調湿性能室内空気清浄性能など。

デザイン>は、外観デザインの普遍性(伝統的デザイン)、インテリアデザインの統一性ランドスケープ(景観に合わせたエクステリアデザイン)など。

これらが、<資産価値を持つ家>の条件であり
住み継がれる家になるのです。
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by kzhome | 2010-06-30 11:31 | 社長の日記  

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