東日本大震災のその後 ( 第2回 / 全4回 )



原子力発電をどうするのか?
今、福島は日本のみならず、世界の注目となっています。
史上最悪の原発事故と言われた<チェルノブイリ>と同じ<レベル7>を記録
水素爆発した炉心が3基もあり、今なお燃料棒が抜き出せない4号機かある。
日本でも有数の農業立県だった<福島産>の果樹やお米は、市場価値が無いが
如くです。
故郷を追われ、戻れなくなってしまった人々、福島産の名前で売れなくなって
しまったもろもろ。
放射能の直接、間接な被害影響は恐ろしい事態です。

東京電力は、先に<中越地震>で柏崎泊原発を停止(緊急停止後再開出来ず)の
ままで、現在原発O状態になってしまった。

原子力発電は、政府と官僚、電力会社がそれこそ官民一体で推進してきた事業で、
東京電力は、その先頭に立って走った為、総発電量に占める原発の割合は40%
にもなります。
幸いにも、総発電量は実際の使用量をかなり上回っていた事と、不幸中の幸いで、
3月と言う電力需要のピークには、いささか余裕があった(ピーク7月~9月)。
いずれにしても、総発電量の40%を失うとなれば、やれ「計画停電だ、大変だ」
と大騒ぎしたのも、判らないでもない。
しかし、<「計画停電」は100害有って1利無し、>。
そんな事をするぐらいなら、企業間の話し合いで、昼間、夜間の交換操業や、一般
家庭の受電アンペアを一斉に30%ずつ下げさせてもらう方法があった。
全国の電気保安員を動員すれば、一人1日10軒でも1万人で1カ月に300万軒
3月の半ばからスタートしても6月には1000万軒が可能だった。
それより、結果、国民、企業の努力が東電の計算を上回った節電効果を生み、夏を
斬り抜けてしまった。

さて、この状態では<原子力発電再稼働>は、簡単ではなくなってしまった。
おそらく、東電は「計画停電の恐怖」を利用して、「他の原発を再稼働やむなし」の
世論を導き出そうと試みたに違いないが、見事に宛てが外れた格好だ。

しかし、厳しい節電だったことは、まぎれもないし、今後の復旧復興や日本経済にも
支障があることは、誰の目にも明らかだろう。

原発を再稼働させないとなると、やはり代替えエネルギーを考えなくてはならない。
火力発電は、元々Co2削減の逆行で、天然資源を外国から買わざるを得ないのは問題。
そこで、急浮上してきたのが、自然再生エネルギーだ。
ここで、自然再生エネルギーのおさらいをするのも憚られるが、一応。

水力発電(最も古くから親しまれている発電方法で、各地にダムが有り、飽和状態だ。
ただし、小水力と言われる小型の小川でも発電出来るのは有望かも)
風力発電(風が一定には吹かないし、低周波公害が問題になっている)
地熱発電(火山国である日本は、地熱発電に向いているが、温泉が出なくなるのでは?
     など、観光業者や地権者の反対で難しい)

などから、俄然注目が集まったのが<太陽光発電>だ。

日本より一足先に<脱原発>を打ち出したドイツでは、1990年代後半から急速に
太陽光発電を広めようとしてきた。
今回の<自然エネルギー買い取り制度>もそれを模倣したものだ。

しかし、ちょっと待って下さい。
当のドイツは、実はもう止めてしまったのです。
なぜなら、とても採算が合う代物ではなかったからです。
考えて下さい。
販売価格の2.5倍の価格で仕入れる電力会社は、一体いくらで売れば良いのでしょう?
ドイツも、最初は電気料金に反映されても国民は我慢しましたが、屋根や環境の条件で
出来ない人もいるこの制度は<不平等だ>と解って来ると、電気代の高騰に納得いかない
こと、電力会社にもメリット(企業努力でコストを抑え利益をだすことが出来ない)が
ないことなど、問題が噴出したのです。

つづく
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by kzhome | 2011-06-02 10:37 | 社長の日記  

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