太陽光発電ってどうなの? (後編)

今では、世界の通信に欠かすことの出来ない<光ファイバー>は残念な事に
生産こそ日本が世界的シェアを持っているが、米国のコーニング社へ特許料
を支払い続けなければならない。

2009年の<ノーベル物理学賞>受賞者は、香港のチャールズ.コア教授
だったが、彼の功績は、光ファイバーを<より効率よく送電する方法>であり
けして、普段ノーベル財団が言う「人類に画期的な貢献をした発明及び発見」
ではない。

みなさんは、この<光ファイバー理論>を世界で最初に論文化し、<特許出願
したのは日本人だ>と、ご存じだろうか?
1964年、今から50年も前に、当時の東北大学の教授<西嶋潤一氏>だ。
ところが、当時の特許庁は、彼の理論が理解出来ず、やれ「書式がだめだ」
「明細がなっていない」だの「米国に類似案件がある」(実際にはない)などの
難癖をつけて、20数回も差し戻し、裁判まで発展、それでも拒否し、続けた。

あげく、1965年に本当に米国の<コーニング グラス ワークス社>が彼の
理論をもとに、試作品を完成させ、理論の正しさを立証。
世界的な<光ファイバーブーム>へとなだれ込んでいく。
日本でも、1968年に日本板硝子と日本電気が共同で<特許出願>し、認めら
れたが、当の西嶋教授の理論は認められることはなかった。(1984年期限切れ)

この醜い<大企業優先方式>(明らかに西嶋氏への特許許可を遅らせ、企業に優先
させたもので、盗作、ねつ造と言っても過言ではない)は、後に大変な禍根を残す
ことになる。

1987年、当時ダントツの世界シェアを誇っていた住友電工の光ファイバー生産
は、主に米国に生産拠点があった。
ところが、あの<コーニング グラス ワークス社>から連邦裁判所へ提訴されて
いた<特許侵害>が認められ、和解金33億円と米国内全面撤退の憂き目に合う。
コーニング社の特許申請は、西嶋氏の1年後であり、何よりも<彼の>理論を元に
試作、特許申請したのであり、西嶋教授の理論が無ければありえない話なのだ。

特許庁と企業の醜い癒着が、西嶋教授のノーベル賞を消し、光ファイバーの特許料
と言う、とてつもない知的財産権を失う結果となった。(コーニング社は
世界最大のガラス加工メーカーとして君臨している)
企業はともかく、日本の地財と権益を守る立場の<特許庁>がこれでは、
世界の笑い物でしかない。

パソコンのソフトと言えば、<Windows>(マイクロソフト社)が席巻
して、ほぼ全てのパソコンメーカーは、<ウィンドゥズ>を買わなければ
売れない状況です。
しかし、その<ウィンドゥズ>より早く、コンピュータソフトを開発した
のも日本人なのはご存知ですか?
1984年、ビルゲイツが<ウィンドゥズ>より2年も前に、当時の東京
大学講師の坂村健氏が開発していた。

このソフトは、<TORON>と呼ばれ、応答速度が100万分の1秒、
<ウィンドゥズ>の1千分の1秒の1000倍の速度であり、(ほんと遅い)
極めて<ウィルス>に強い優れものです。

ではなぜ、<TORON>は現在のコンピュータソフトに使われてないのか?

答えは、日本政府にあります。


1989年、当時の文部省は、日本の学校へコンピュータを配布するにあたり
「<TORON>を採用する」と発表します。

これに驚いたのが、米国政府です。
これからのコンピュータ社会をリードするには、ソフトが最も重要である事を
見抜いていましたから、家電も車も日本製が世界を席巻した現在、絶対に譲る
ことが出来ないのが<コンピュータソフト>でした。

当時、問題になっていた日米貿易摩擦を理由に、「スーパー301条」を盾に、      
発動をちらつかせ、車をとるか?パソコンソフトをとるか?
の2社択一を迫った結果、日本政府は、あえなく<TORON>を捨てたのです。
結果、不完全なソフト<ウィンドゥズ>を待つ為に導入も遅れ、高価な物になり、
新しいソフトが出る度に、買い替えることになります。
もし、<TORON>が採用されていれば、(特許を取らなかったので)無料で、
尚且つ、発展性があり(買い替える必要が無い)安全(フリーズしない)だった。

そして、なによりも世界標準規格になった公算が大きいのです。
つまり、ビルゲイツの資産(8兆円とも)、マイクロソフトの資産(数10
兆円?)は広く世界にばら撒かれ、潤したことでしょう。
坂村さんは、このソフトが誰でも使う事ができるよう無料にしました。
ハードだけならパソコンをもっと安価に売る事が出来たのです。

しかし、この話は悲しい事ばかりではありません。
実は、<TORON>は現在も使われています。
皆さんの携帯電話、カーナビ、家電の中のコンピュータソフトは殆どが、
<TORON>なのです。
数量から言えば、パソコンソフトの比ではありません。
応答速度が速い(100万分の1秒)フリーズしない、ウィルスに強い、
などが、絶対に止まってはいけないエンジンのコンピュータ制御などに最
的なため、<TORON>にせざるを得ないのでした。
そこで、マイクロソフト側から<提携>を申し込んで来た(2003年)。
お人よしの日本は、過去の苦い経験を押さえ、話に乗ってしまいました。

本題とは離れてしまいましたが、本来の国益(国民にとって)は、
<人々の暮らしを豊かにすること>であり
<幸せに暮らせる社会にすること>です。

現在のような程度の低い太陽光パネルは15年後には、<大量の廃棄物>
となって、処分にも困る遺物となることでしょう。
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by kzhome | 2011-07-07 13:26 | 社長の日記  

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