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5月のメッセージ「エコのお話」

今回は、家づくりに直接関係ないけど、<エコ>のはなしをしましょう。

<洞爺湖サミット>が日本を議長国にして開かれ、そのメインテーマが<エコ(地球温暖化問題)>とあって、テレビや新聞などメディアは<環境問題>のオンパレードです。

あの物言わぬ福田首相も、にわかに<低炭素社会>などと、付け焼刃な言葉を連発しています。

でも現実は、京都議定書の公約も日本は守れそうにありません。
そんな日本の発言(数値目標)を他の国の人々は冷ややかな目で視ています。


私は以前から、自らをテーブルに乗せなくてはならない<数値目標>よりも、地球全体、つまり、世界中の人口を数値設定し、(例えば、現在65億人であれば、70億人まで)人類の人口抑制をする必要があることは明白です。

先進国は<低炭素社会>を目指し、途上国はより豊かさを求め、環境は二の次になり、後進国に至っては、環境問題を引き起こしながら(焼畑など)人口爆発を続けている。
20世紀に社会主義経済が破綻したが、21世紀は資本主義経済の歪みが明らかになり、経済だけでなく、人類の生活環境を破綻させるのではないでしょうか。

お金が正義であり、富が人生の目的になり、かつて日本では<水>は<タダ>の代名詞だったのに、何時の間にか<買う>のが当たり前になり、今度は<空気>(CО2)に価格を付けようとしています。
<水>も<空気>も実は私たちは、世界中の生き物(植物も含め)と共有していて、国境は有りません。

先日、あるテレビ番組で日本人と中国人、米国人の3者討論のようなことをしていました。
驚いたのは、米国人の発言に「中国の汚染された黄砂がカリフォルニアまで届いているから
中国の環境問題は深刻だ」と言ったことです。

それは、けして<カリフォルニアにまで届いたこと>ではなくて、<自分たちがして来た事、している事>(世界最大のCO2排出国、ダントツの個人排出量)を棚上げで中国を責める姿です。彼の考え方は、米国では特殊ではなく、むしろ代表的、と言えそうです。

また、中国人も負けてはいません。
 「先進国の日本や米国は、さんざん<CO2>を排出しておいて、我々には出すな!とは言えないはずだ、我々にも豊かになる権利がある」と訴えます。

 そこには<エコ>の入り込む余裕はなく、あるのは<エゴ>だけです。

 政治ではなく、科学的考察とシュミレーションから、人類の人口と一人当たりの使用可能なエネルギーを計算し、自然循環型エネルギーに変換していくこと。

 もうひとつ、素朴な疑問があります。

 CO2(二酸化炭素)は、C(炭素)とO2(酸素)に分解出来ないのかしらん?
 C(炭素)はダイヤモンドの素だし、O2(酸素)はH(水素)と組めば<水>では?

by kzhome | 2008-06-13 00:45 | 社長の日記  

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