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太陽光発電ってどうなの? (前編)

かつて、ケーズホームの考え方として
太陽光発電の現状には、否定的な考えを、お知らせしました

それは、太陽光発システムを導入することで、2次的な問題によるものです。

その1
太陽光発電システムを製造する時に必要な<製造物エネルギー>が、発電量
と拮抗するのに<数年掛る>こと。

その2
イニシャルコストが高く、必然的に<オール電化>(ガス工事費を無くす)に
せざるを得なくなり、ライフラインを減らしてしまう。

その3
<全量買い取り制度>は、付けた側(但し5kw以上)には優利だが、優利が
あれば不利な側が在る訳で、つまり<屋根面積が小さい家>や<方位が適正な
向きでない家>、さらには<借家>や<マンション>にお住まいの方たちには、
ただ、電気代が高くなるだけで、一定の条件を満たした方のみの偏向制度。

その4
屋根の上に数百kgの負荷を、しかも一方向に偏って載せること。
耐震で、最も効果のある方法は、屋根荷重を下げることです。
確かに、屋根瓦の重量は、1㎡あたり50kg、1㎡10kgの太陽光パネル
は、大した事無いようですが、南面(太陽光の入射角の最適な面)だけに荷重
が掛れば、バランスは良くありません。

その他で、<問題>と呼ぶべきではありませんが、知っておくことがあります。

例えば、災害時に停電した場合「太陽光発電が無事であれば、電気は普通に使え
る」と思っている人も居るかも知れませんが、実はそうではありません。

電力会社から送電されなくなったら、<他の家と同じように>停電します。
つまり、<発電システムは基本的に使えない>のです。
唯一、<パワーコンディショナー>と呼ぶ、直流から交流に変換する装置に外部
コンセントが付いていて、1kwまでの使用が可能なだけです。
たとえ、発電パネルが5kwの能力を持っていても。
これでは、冷蔵庫とエアコンを併用したら、即ブレーカーが飛びますし、
ドライヤーは使えない、IHなどとんでもない(IHは瞬間30A必要)
これは、電力法で「電力会社以外の個人が、許可なく1kw以上の自家発電を
してはいけない」と定められ、<禁止>されているからです。

この法律を何とかしなければ、自家発電による自給は出来ないのです。

さらに言えば、現在の発電効率(16%~18%)を飛躍的に高めなくては
いけません。
カッコ内の数値はカタログデータですから、実際には12%前後が良いとこ。
見せかけの<エコブーム>に乗って使えば使うほど、地球環境に負荷が掛る。
これが、現在の太陽光発電の実情です。

では、自然エネルギーとしての<太陽光発電>は本当にだめか?
の問への私の答えは、否です。

最近のニュースに、
「発電効率80%、生産コスト従来の6分の1、重量10分の1を開発」と
夢のような発電方法に成功した記事が載っていました。
東京大学の研究室だそうですが、この他にも<岡山大学池田教室>や<金沢
工業大学太陽光発電研究室>なども、全く新しいアプローチの<酸化鉄化合>
(グリーンフェライト)を使った発電に挑戦しています。
こちらは、なんと現在の100倍の効率、フィルムにも出来る為、曲面が可能
コストも、既存のシリコン結晶やアモルファス結晶と違い、主成分が鉄の為、
100分の1以下も可能と言います。
ところが、これほど優れた研究に応援企業が、出版会社の<ベネッセコーポ>
です。なぜでしょう?

これを実用化するためには、
「既存の発電システムではだめだ!」とみなさんが自覚し、企業や政府に理解
させることが必要です。

日本では過去に、<飛び抜けて優れた技術や発明>は無知と権威主義、産業界や
政治の思惑で、潰されてきた<現実>があります。       つづく
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by kzhome | 2011-06-29 16:22 | 社長の日記  

東日本大震災のその後 ( 第4回 / 全4回 )

戦後の日本が、世界の人々を驚かせた経済成長には、SONYや松下(Pnasonic)
TOYOTAなどの民間企業が大きな役割を果たしてきました。

その間政府は、大企業を育て守る事が国を富ませる近道とし、日本人の特性のひとつ
である<勤勉実直さ>を当てはめてきました。

しかし、本当の日本人の特性は<職人技>にあるのです。
<職人技>を言い換えると<手の仕事>です。

ある人が「日本は手仕事の国である」と言いました。

4千年の歴史を持つとされる中国の陶磁器の最高峰は<景徳鎮>と言われますが、
その<景徳鎮>の技術をあっさりと習得し、凌駕してしまったのが<伊万里焼き>
であり、当時オランダの東インド会社は、品質の安定しない<景徳鎮>に見切りを
つけ、日本の<伊万里焼き>を主流にします。
<古伊万里焼き>は、<景徳鎮>の模倣からスタートしますが、ヨーロッパ人の好みを
知り、色付けをして(柿右衛門など)本家を凌ぐ人気を得るのです。

江戸時代に世界一正確な時を刻んだ時計は、日本の名も無い職人が作った<和時計>
です。
なぜなら、当時の日本では、定時法ではなく<不定時法>を使っていたため、刻々と
変化する(一日を6で割り、日の出と日の入りに合わせた)必要があり、非常に複雑
な歯車の組み合わせが使われました。

その為、明治維新の際、定時法に切り替わって、さぞかし輸入時計が売れるものと、
外国製の<柱時計>を売り込みに来たのですが、初めは大きさに驚きつつも持ち前の
好奇心で、早速分解、中身を見ればまるで<餡子の無い鯛やき>のような物。
あっと言う間に、バネも歯車も改良して遥かに小さい<壁掛け時計>を造ってしまい
逆に輸出してしまった。

種子島に伝来した<鉄砲>は2丁だったが、その僅か10年後には日本中の大名が所持
1543年の伝来とされるが、1575年の<長篠の戦い>で織田信長は3000丁を使
ったと伝えられ、日本中では50万丁も作られて世界一の銃保有国になってしまう。
当時、最も重要且つ、高度技術が必要な<ネジ>を知ったのがその時だった事を思えば、途方もなく、すごい事です。

もちろん、最初は<コピー>におぼしき模倣ですが、5年もすると台座や砲身に
工夫を凝らし、武家大名の装飾まで施したオリジナルにしてしまう。
美術的価値さえ生み出してしまう、それが<日本の職人>です。

テレビも車も確かに欧米で開発されたものですが、最初は模倣でもいつの間にか
<オリジナル化>してしまう<物づくりの魂>は、DNAに刻まれているのです。

日本のエネルギー問題は、やがて世界の問題になるでしょう。
その時、今回の問題解決方法が世界を救うことになれば、日本は再び<日出る国>
として敬愛されることになるでしょう。

そうなるべく、私たちは<道>を誤ることなく進みたいものです。

おわり
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by kzhome | 2011-06-08 14:38 | 社長の日記  

東日本大震災のその後 ( 第3回 / 全4回 )

太陽光のエネルギーを効率よく受け止めるには、実は数十年も前に発明された
<真空管式温水器>が最も優れているでしょう。

これは、太陽光の輻射熱を使って水又は不凍液を暖め、暖房や温水に使おうと
する仕組みで、曇り空の日でも一家4人が日常使うお湯を畳2枚分で充分賄う。
真冬の太陽でも、瞬時に水が50度以上のお湯になる。(輻射熱効果)

現在の技術では、太陽光は発電するより、熱そのものを利用する方がベターかも。

ソフトバンクの孫社長は、「休耕田などを利用してソーラー発電すれば原子力発電
に替わる事が出来る」と言っているが、現在の技術では日本中の休耕田を埋め尽く
しても、100万Kwの原発一基に及ばない。

まして、夜間や雨の日、雪の日、曇りの日など、0発電の時間が長くなれば蓄電も
限界がある。

なにより<21世紀は食糧難の世紀>と言われ<水と食料>の絶対確保が必要です。
「<水と食料>を制した国が覇権を握る」とも言われています。

石油資源が無くて原子力に走り、原子力がやばいからと<食料>を捨ててソーラー
に走ったのでは、本末転倒ではないでしょうか?

山林面積が67%にも及ぶ日本にとって、先祖が血の滲む努力で開拓した平野地を
電力確保の為の敷地と考えるのは、工場跡地利用と遊休農地を一緒には出来ない。

40%と言われる我が国の食料自給率を早急に引き上げるには、小麦粉の輸入抑制
と米粉や米作の奨励であって、現在行われている<減反政策>は真逆なのです。
適合地は立ち入り制限区域と化してしまった、福島第一原発の周辺が限度でしょう。
(設置する業者が居ないかもしれませんが)

私なら電力より食料(主食)確保を選びます。
皆さんは如何でしょう?
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by kzhome | 2011-06-06 15:02 | 社長の日記  

東日本大震災のその後 ( 第2回 / 全4回 )



原子力発電をどうするのか?
今、福島は日本のみならず、世界の注目となっています。
史上最悪の原発事故と言われた<チェルノブイリ>と同じ<レベル7>を記録
水素爆発した炉心が3基もあり、今なお燃料棒が抜き出せない4号機かある。
日本でも有数の農業立県だった<福島産>の果樹やお米は、市場価値が無いが
如くです。
故郷を追われ、戻れなくなってしまった人々、福島産の名前で売れなくなって
しまったもろもろ。
放射能の直接、間接な被害影響は恐ろしい事態です。

東京電力は、先に<中越地震>で柏崎泊原発を停止(緊急停止後再開出来ず)の
ままで、現在原発O状態になってしまった。

原子力発電は、政府と官僚、電力会社がそれこそ官民一体で推進してきた事業で、
東京電力は、その先頭に立って走った為、総発電量に占める原発の割合は40%
にもなります。
幸いにも、総発電量は実際の使用量をかなり上回っていた事と、不幸中の幸いで、
3月と言う電力需要のピークには、いささか余裕があった(ピーク7月~9月)。
いずれにしても、総発電量の40%を失うとなれば、やれ「計画停電だ、大変だ」
と大騒ぎしたのも、判らないでもない。
しかし、<「計画停電」は100害有って1利無し、>。
そんな事をするぐらいなら、企業間の話し合いで、昼間、夜間の交換操業や、一般
家庭の受電アンペアを一斉に30%ずつ下げさせてもらう方法があった。
全国の電気保安員を動員すれば、一人1日10軒でも1万人で1カ月に300万軒
3月の半ばからスタートしても6月には1000万軒が可能だった。
それより、結果、国民、企業の努力が東電の計算を上回った節電効果を生み、夏を
斬り抜けてしまった。

さて、この状態では<原子力発電再稼働>は、簡単ではなくなってしまった。
おそらく、東電は「計画停電の恐怖」を利用して、「他の原発を再稼働やむなし」の
世論を導き出そうと試みたに違いないが、見事に宛てが外れた格好だ。

しかし、厳しい節電だったことは、まぎれもないし、今後の復旧復興や日本経済にも
支障があることは、誰の目にも明らかだろう。

原発を再稼働させないとなると、やはり代替えエネルギーを考えなくてはならない。
火力発電は、元々Co2削減の逆行で、天然資源を外国から買わざるを得ないのは問題。
そこで、急浮上してきたのが、自然再生エネルギーだ。
ここで、自然再生エネルギーのおさらいをするのも憚られるが、一応。

水力発電(最も古くから親しまれている発電方法で、各地にダムが有り、飽和状態だ。
ただし、小水力と言われる小型の小川でも発電出来るのは有望かも)
風力発電(風が一定には吹かないし、低周波公害が問題になっている)
地熱発電(火山国である日本は、地熱発電に向いているが、温泉が出なくなるのでは?
     など、観光業者や地権者の反対で難しい)

などから、俄然注目が集まったのが<太陽光発電>だ。

日本より一足先に<脱原発>を打ち出したドイツでは、1990年代後半から急速に
太陽光発電を広めようとしてきた。
今回の<自然エネルギー買い取り制度>もそれを模倣したものだ。

しかし、ちょっと待って下さい。
当のドイツは、実はもう止めてしまったのです。
なぜなら、とても採算が合う代物ではなかったからです。
考えて下さい。
販売価格の2.5倍の価格で仕入れる電力会社は、一体いくらで売れば良いのでしょう?
ドイツも、最初は電気料金に反映されても国民は我慢しましたが、屋根や環境の条件で
出来ない人もいるこの制度は<不平等だ>と解って来ると、電気代の高騰に納得いかない
こと、電力会社にもメリット(企業努力でコストを抑え利益をだすことが出来ない)が
ないことなど、問題が噴出したのです。

つづく
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by kzhome | 2011-06-02 10:37 | 社長の日記